新型コロナ対策にアイデア募集(COVID-19 Innovation Challenge)という考え方
教授が主務とするサウジアラビアの大学は、大学キャンパスはロックダウン、研究室は閉鎖という状況で、大学にいる人々は基本的に全員自宅にいなければならないことになっています。さらに夜間外出禁止令が出ていて、午後3時から翌朝の午前6時までは外出できません。
ただ、スーパーマーケットと病院などの医療機関には、外出禁止令の時間内でも自由に行くことができます。スーパーマーケットは、一度に20名しか入れなくしているので、午前6時から翌日の深夜の午前2時にまでオープンしています。
そういう中で、「大学の先生や科学者は、感染を恐れて家に引っ込んでいるだけでいいのか?」というアンチテーゼが生まれてきました。(実をいうと、サウジ政府の要請に応じて一部は例外的に仕事をしています。)これに、大学が適切に反応して、小学生から特別栄誉教授まで、この新型コロナ対策に役立つ新規のアイデアを大募集することになりました。
題して「COVID-19 Innovation Challenge!」。このアイデアでは、1年程度を目処に研究開発することもできます。KAUST 以外の人達と共同で応募することも可能です。締め切りが間近なのが残念ですが、このパンデミックに科学や創意工夫で立ち向かうという精神も大事だと思われます。
「人にどう感染させないか」というのは、まず「自分が感染しない」ことが前提です。その前提の下に、英知を絞ってパンデミックに立ち向かうというのは、特効薬やワクチン開発もそうですが、制限された環境や状況の中で社会的役割分担をどうきっちり果たすかというのは、今みんなの胸元に突きつけらられた大きなテーマのように思います。
AWSとは
AWSというのは、Amazonが提供しているクラウドサービスのことです。「Amazon Web Services」の略称です。
「AWSについてひと言で言えば、Amazonが提供しているクラウドサービスの総称です。Amazonが自社の大量の商品を管理し分析するために構築したインフラやアプリケーションを、クラウドサービスとして一般公開したことがAWSの始まりです。AWSでは現在、120以上ものサービスが公開されています。」
「クラウドサービスには、以下のようにさまざまな種類があります。
クラウドサービスとオンプレミスサービスとの違い
クラウドサービスとは、インターネットを利用してさまざまなサービスを提供するサービスのことを指します。対してオンプレミスサービスとは、サーバーやコンピューター、ソフトウェアなどを自社に設置・構築し利用するサービスのことを指します。
パブリッククラウドとプライベートクラウドの違い
クラウドサービスはパブリッククラウドとプライベートクラウドに分かれます。パブリッククラウドは広く一般ユーザーや企業にサービスを提供するクラウドサービスであり、プライベートクラウドは企業や組織が自社内でクラウドサービスを構築し、特定のユーザーだけが利用できるクラウドサービスのことです。
AWSはパブリッククラウドサービスの代表的なサービス、という位置づけになります。」
引用:
https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-01.html
甘利俊一先生、坂口志文先生:祝文化勲章 (2019年秋)
今年の文化勲章では、教授がよく知っている二人の先生が受章されました。
甘利俊一先生と坂口志文先生です。誠におめでとうございます!
「文化の日の3日、皇居で文化勲章の親授式が行われ、ノーベル化学賞に選ばれた吉野彰さんなど6人に、天皇陛下から文化勲章が贈られました。
今年度の文化勲章の受章者は、
▽現在のリチウムイオン電池の原型となる新たな電池を開発し、ことしのノーベル化学賞の受賞者にも選ばれた「旭化成」名誉フェローの吉野彰さん(71)、
▽報道写真家として半世紀を超えて作品を発表し続け、後進の育成にも尽力した東京工芸大学名誉教授の田沼武能さん(90)、
▽長年にわたり技や芸の向上に努め、狂言の芸術性を広めた能楽師の野村萬さん(89)、
▽情報幾何学という数学の分野を開拓し、先駆的で独創的な研究に取り組んだ東京大学名誉教授の甘利俊一さん(83)、
▽政治思想家の研究で卓越した業績をあげるとともに現代政治の分析でも顕著な業績をあげた東京大学名誉教授の佐々木毅さん(77)、
▽免疫による病気の仕組みの解明に取り組み、生命科学の新しい分野を確立した大阪大学栄誉教授の坂口志文さん(68)の6人です。」
引用